ストーリー
「ほんっとマジさぁ、チョロすぎて笑っちゃうわ」華やかな繁華街で女の子に声を掛けられた俺。鼓動を高鳴らせ期待に満ち満ち……たのが間違いだった。
気付くと縛りつけられ、バカにされ、そして……。
「おっ。
結構持ってんじゃん?」と、財布からお金を抜き取られ……。
(絶対に逃がすものか。
このまま帰すものか!)生涯、振り絞った事のないであろう力で足掻く。
すると手首の縄は緩み解けた。
そのまま彼女の腕をもぎ取るように掴みかかり引き倒しす。
「なッ……なにすんだキモデブ! やめろックズボケカスッ!」「黙れって言ってんだよ。
ああ、こうすれば減らず口も叩けなくなるかなッ?」自分の口で彼女の口を塞ぎ、しばらくすると……様子が変わった。
「なあ、足のロープ……解いてくれないか?」「…………うん……」不気味なくらい素直に承諾した彼女は、作業にも似た手つきで縄を解き始める。
おいおい……どういう事だ。
先程までとは別人じゃないか。
一体何があったんだ。
こんなに従順に、これではまるで催●術にかかった――。
そこで俺は………。