ストーリー
俺の手が彼女のお尻に当たっている。
すぐに離さないといけないが、時折感じる柔らかい感触に抗えない。
こんなこと、いけないと思うのに、なぜだか腕は動いてくれず……。
これで俺もおしまいだ。
人生、こんなところでオシマイになるなんて……。
この女の子が悲鳴のひとつでもあげれば、本当に……。
が、彼女は、抵抗もせず悲鳴も上げなかった。
それどころかされるがまま……そのまま初めての絶頂を迎える。
「あ、ああ……」こんな酷いこと、自分はなんでしてしまったんだろうか。
どうしよう、謝らないと、でも……。
そんな思考が頭の中でぐるぐると巡る。
「えぇ〜次はぁ〜」やった、と思った。
駅に到着し、ドアが開いく。
俺は、興奮と罪悪感を感じながら、その場から逃げるように彼女から離れた……。