ストーリー
毎日熱心に世話してくれる優しい看護婦の七霞に好意を抱き、悶々と入院生活を送っていた。
ある日の深夜、寝付けなかった主人公は、トイレに行くため病室を出る。
ナースステーションの前を通りかかると、そこには七霞の姿が…。
いつもと違ってどこか不自然な様子に近寄って見ると、なんと七霞は血液パックにストローを刺しておいしそうに血を飲んでいた!?
そう、ここは吸血鬼が合法的に血液を得る為に設立された病院だったのだ!
主人公に気付いた七霞は、秘密を守る為に彼を手にかけようとする。
しかしまだ未熟な吸血鬼だった七霞は本来精神を乗っ取り、記憶を操作するはずだった主人公を、吸血鬼にしてしまったのだった。
更にその未熟さ故、主人公は血や精気を求めるという吸血鬼としての本質は持っているものの、牙を持たず太陽の光に弱く体力も一般の人間以下のとても脆弱な吸血鬼になってしまっていた。
七霞の父親である院長レスタトの調べで、主人公はゆっくりと本当の吸血鬼になるべく変化を続けていることが判明する。
しかしその間は吸血鬼としての精力が暴走する危険性を秘めており、それを防止するには、体内に蓄積される精力を一定量放出しなければならなかった。
精力の放出…その方法はモ・チ・ロ・ンえっち!
人間に戻る方法も無いではないが、院長の妻で薬剤師の愛紗に薬を調合してもらわねばならない。
完全に吸血鬼化するには一週間の時間を要し、薬の調合にも一週間かかる。
その間、主人公は己の虚弱体質に恐怖しながら、何とか生き残らなければならない──。
責任を感じる七霞や、主人公の主治医で七霞の姉の玲霞、隣の病室に入院する奏や幼なじみの真緒らの捨て身のえっち!…では無く、献身的な看護に守られて、主人公の生死をかけた一週間が始まろうとしていた。