ストーリー
「王侯将相いずくんぞ種あらんや」その言葉に気高い志を持った憂国の士だけでなく、多くの野心家たちが立ち上がり始めていた。
そして人知れず仙境では『外史管理人見習い』である司馬遷が夢を見る。
人の世が乱れ、黒い波に飲み込まれ、全てが崩壊していく。
世の乱れから始まる外史の崩壊を見過ごすことは出来ず、仙境の禁を破り司馬遷は一人下界へと身を投じる。
そんな司馬遷の行く先である人界では、一際強く輝く双つの星が顕れていた。
項羽と劉邦。
後に『赤龍の乙女』と『凶王』と称される二人の時代が幕を開く。