ストーリー
よりファンと触れ合うため、南国リゾート地で5泊6日の撮影ツアーをすることになる。
大勢のファン垂涎のそのツアーの参加者抽選は激戦を極め、そしてテレビや雑誌で大きく取り上げられて結果が報じられた。
時を同じくして、上京して貧しい一人暮らしを送る主人公、叶遼(かのう・りょう)の元に、差出人不明の一つの小包が届いていた。
小包の中には「一本のフィルム」と、「封筒」。
そして女性用の「かなり際どい水着」が数種類入っていた。
「な、何だこれは! 新手のアダルト詐欺か!? 後で料金を請求されるのか!?」多数の水着に驚きつつも、封筒を手にする。
封筒の中には『Live un veil』の撮影ツアーの参加チケットと、そして簡素な一文が書かれた手紙が入っていた。
『これは被写体が撮影者に対して欲情を抑えきれなくなるフィルムです。
夢のひと時をあなたに』まさかと思う主人公。
これは『フィルムで撮影してエロエロなアイドルに、この水着を着せましょう』という事だろうか。
でもそんな怪しい妄想よりも、彼は『Live un veil』のメンバー達と行く5泊6日の南国リゾート旅行の方に非常に興味を持った。
何を隠そう、主人公もそのツアーに応募して抽選から外れたのだ。
このツアーに参加できるのなら、このフィルムが嘘であろうと本物であろうと関係ない。
「よっしゃー!いくぜ!!誰の計らいか知らないけど夢のひと時を過ごしてやる!!」そう決めて、主人公は半信半疑だがフィルムや水着を持ってツアーへと参加する。
この時はまだ、フィルムの力が本物だとは夢にも思わずに。