ストーリー
桜が咲き乱れ、新しい生活の始まりに想いを寄せる季節だ。
この学園生活も2年目に入り、ようやく余裕も生まれてきたときに周りに目を向けると……
「これからブリーフ狩りを始める。
ボクサーパンツはセーフ、ノーパンは論外だ!」
「おい! 部屋のパンツ放置してたらキノコ生えてきたんだけど!!」
「ごめんね? 僕リザードマンにしか欲情出来ないんだ」
「……風が泣いているな」
俺の周りにはこんなヤツらばかりだった。
いや、確かにコイツらとつるんでいるのは楽しい!
だけど俺の学園生活は…たった一度の青春はこんなもので良いのか!?
満ち足りているけど満ち足りていない。
そう、足りないものに気付いてしまった。
俺だって健全な男のコ。
だからこそやっぱり彼女が欲しい!!
思えば変わっていくもの、気付くもの。
男も女も想いは同じ。
『俺は(私は)恋がしたい』
そこから始まる恋心。
――待っていたって恋は始まらない。