ストーリー
━━・‥…━━・‥…━━・‥…━━・‥…━━・‥…■ストーリー《 祖竜マルちゃんによるわかりやすい『ドラ・コンカフェ はじまりの物語』》剣と魔法の世界――フィアバーン。
この世界の食物連鎖の頂点にして偉大なる存在、ドラゴン。
中でもひときわ強大な七王竜によって世界は統べられていた。
そんな七王竜たちが一目置く存在……それが師であり世界最強の生物――『祖竜』マルマリディア・ドット・フィアバーンであった。
七王竜は神に並ぶ存在として、祖竜をたてまつり、敬愛し、崇めた。
「そこまでは良かったんだけどね……」崇めすぎた結果、あたしが遊びに行けば国を挙げてのお祭り騒ぎになっちゃうし、挙句の果てにはあたしの家を聖地として人々が巡礼し始めたのだ。
「ぶっちゃけ、迷惑なんだよなぁ……」というわけで、逃避行(バカンス)もかねて異世界へ行ってみることに。
そこで何気なく入った店が、あたしの運命を大きく左右することとなる。
「遅かったじゃないの、ご主人様!」「おおう……?(なんだこの無礼なメイドは……燃やすか?)」「……今度はもっと早く帰ってきなさいよ?」「ほう……(話が変わってきたな……)」入ったのはツンデレメイドのコンカフェ。
日頃から手厚い歓待が当たり前のあたしにとっては、全てが新鮮で、斬新で、初体験!こうして無事コンカフェにハマったあたしは、そこで出会った人間のオス――志藤正宗と意気投合。
一緒にコンカフェ巡りをする同志となったのでした。
まあ、その同志をひょんなことからドラゴンブレスで焼いちゃうんだけどね。
詳しい話はおいといて、ともかく魔法を使って正宗の命を助けたり、その正宗がお祖父さんの喫茶店を受け継いだけど持て余してたり、ちょうどあたしもコンカフェやってみたいと思ってたりして。
そういう偶然がいくつも重なったとなれば、それはもう運命で。
これはもうやるっきゃないでしょ!ドラゴンによる、ドラゴン尽くしのコンカフェ!その名も ――『ドラ・コンカフェ』!それでは、異世界情緒とドラゴンをたっぷり味わえるドラ・コンカフェ!これより開店します!