ストーリー
主人公、塚山一巳(つかやまかずみ)には、愛する妻、塚山和奏(つかやまのどか)がいた。大学時代にはヤリ目的のサークルに所属し女と遊びまくっていた一巳も、和奏と出会ってからはサークルも女遊びもやめ、彼女だけを愛し続けた。
しかし和奏と結婚してから数年が経ち幸せな生活を送っていたところ、かつて所属していたサークルが集団で幾人もの女性に対し性関係のトラブルを起こしていたというニュースを目にする。
その当時すでにサークルとは疎遠になっていた一巳だが、自分のそんな過去を妻に知られてしまったら何と思われるのかと恐れを抱いていた。
そんな日々を送っていたある日、一巳の前に大学時代の顔見知りであった登志男(としお)が現われ、一巳があのサークルに所属していたことを知っていると告げながら、一枚のUSBメモリを手渡してくる。
そこにあったファイルに映されていたのは、昔の和奏と登志男が抱き合う姿だった。
問い詰めると、登志男は昔和奏とつきあっていたことを認める。
今その男が自分の前に現われたことは、和奏を奪ったことを恨み、復讐のために来たのだと思い警戒する。
そして、一巳の周りでは、何かが徐々に変わっていた――。