ストーリー
って、もう死んでるんだから元気も糞もないよな、馬鹿な事を言った。
なんか今、俺すげぇ混乱してるんだよ。
だってさ……俺、いきなり一国の国王になっちゃったよ!?
しかも、国王である自分が女性に男の子を産ませたら、
その女性が俺の一生の伴侶、いわゆる時期女王になるって……。
はぁ?え?何これ?ドッキリ?ねぇねぇ、カメラどこなの?
こんな冴えないフリーターを騙して何か得でもあるの?
そりゃ、俺の人生は何も良い事がなく、
気が緩むと『I can fly!』とか考えちゃってるような、鬱屈した日々を送ってたよ。
しかも、俺のアパートの大家さんである見目麗しい蓉子さんと結婚とかも妄想してたよ。
妄想するだけならタダだし、誰にも迷惑をかけてるわけじゃないよな?
でも、実際、自分の義妹と名乗る前王の娘・リコちゃんと
政略的目的で俺に孕ませられようと迫ってくる隣国のお姫様・ヴィオラ。
二人のプリンセスが同時に迫ってくる始末!!
しかも、二人のHを拒否したら俺の国はヤバイ事になるらしいし、もう大変!!
俺には心に決めた蓉子さんと言う女性がいるのに、
二人のお姫様の猛烈なアタックを交わしつつ、
蓉子さんに俺の子供……男の子を孕んでもらわないと……。
何か良い考え……そうだ!!
以前、本で読んだ『産み分け方』とやらを試してみるか。
なにやら、Hの仕方で男の子、女の子を自分で調整しつつ女性に孕ませられるって代物だ。
これで蓉子さんには男の子を、可愛そうだけどリコちゃんとヴィオラには女の子を孕ませれば万事解決。
蓉子さんは事の顛末を知らないから、H自体を拒否される恐れもあるけど……
俺と蓉子さんとの薔薇色の人生の為に、ここは強気で押し倒す……じゃなかった押し切るしかない。
蓉子さん、待っててください!!
無事(?)あなたに俺の息子を孕ませますよ!!