ストーリー
――俺はなんにも知らなかったんだ。
知ってたら笑い話になんてできなかった。
自分には関係ないと思っていたんだ。
そんな病気はどこか遠い世界のできごとで、自分はずっと男として生きていくんだと。
女の子の世界の見方。
女の子としての当然の生き方。
そんなものまるで知らずになんの準備もなかった俺は、まさしくただただ流されるまま行き着くとこまで行くしかなかった。
おっと勘違いしないで欲しい。
後悔してるわけじゃないんだ。
俺は――ううん、わたしは、これでも今の自分にけっこう満足してる。
――だって、知らなかったんだもん。
女の子の身体が、こんなにキモチイイなんて――。
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